「サクラノ刻」 感想 8年待たせたシリーズの集大成

エロゲ感想

サクラノ詩が2015年でサクラノ刻が2023年発売
待たせるにしては長いんですよね。
まぁサクラノ詩自体発売したことが奇跡みたいな床あったし当時は…

私がプレイしたのは、詩を終わらせてすぐだったので私自身は辛くはないけど
これ待たされたファンは結構辛いのでは…
私もここから「サクラノ響」を待たされることにはなるんだけど。

 

評価

総合評価:87点

シリーズの集大成としては満足度高め。
ただし万人向けではない。

シナリオ

95/100

キャラクター

95/100

音楽

95/100

文章

75/100

万人受け

75/100

正直サクラノ詩と同じくらい
どっちかと言うと、サクラノ刻のほうが好きかなあ~程度で。
なのでどこで差をつけるんだろって思ったけどキャラかなぁ。

サクラノ詩は本当に名作なのか?元アンチが最後に辿り着いた答え
私は元々サクラノ詩という作品がそこまで好きではありませんでした。サクラノ詩自体が嫌い…というよりは好きな人達のノリが好き...

どんな層向け?

  • サクラノ詩の続きが気になる
  • サクラノシリーズの集大成をみたい
  • すかぢの描く世界観が好き

これに尽きますね。そもそもサクラノ詩の続編ですので。
後は、結局サクラノシリーズの最後(響はホントにFDのため)なので
すかぢが描くサクラノの世界観が好きな人向けって感じですね。

ボリューム自体はサクラノ詩同様にしっかりとあるので
プレイして、ちょっと薄いなぁとかそういう印象は受けませんでした。
むしろここまで長かったな…と印象です。

作品情報

サクラノ刻
サクラノ刻 パッケージイラスト
ジャンル
AVG
ブランド
価格
¥10,700 (税込)
原画
いぬきら / 籠目 / 基4
シナリオはサクラノ詩と同様Ⅰ~Ⅵ章構成で各章ごとにキャラクターに
フォーカスが当てられていく形式。
サクラノ詩をプレイした人間であれば、同じ感じねって理解できると思います。

プレイして感じたこと

サクラノシリーズを終わらせてくれてありがとう。
まず最初に思ったことはそれに尽きます。
サクラノ詩、サクラノ刻とここまで60時間ほどですかね。
それを休むことなく走りきりました。
なんというか、終わった後のサクラノは終わったんやなって…
っていう感じがこう…
「喪失感」といいますかね。
でも、それを与えてくれるエロゲも中々ないので良いゲームでした。

良かった点

前作のキャラクターを下げないこと

これは少年漫画とかの続編とかでもあり問題だと思っています。
それは、

「続編にて前作のキャラが弱くなっている問題」

です。
前作キャラを下げないというよりは、漫画的に行くと
前作キャラを強い設定でありつつ、掘り下げも行う
というのが好印象ですね。

特に長山香奈中村麗華かな
この二人は印象が変わりました。

圭についても掘り下げがあって、より好きに慣れましたね。

夏目圭という男の魅力

サクラノ刻を語るにおいて必要なキーパーソンというかなんというか
正直、詩だけやっていると、圭に対しての思いれってどうしても薄いんですよね。

だからこそ、刻で圭がどんな育ち方をしたのか
誰と触れ合ってきたのか
そういう掘り下げがされていて、面白かった。

圭にとって、直哉がどんな人間だったのか
直哉にとって、圭がどんな人間だったのかを
描いていて読んでて楽しかったです。

長山香奈とかいう凡人の魅力

正直、詩をプレイした時点では香奈は嫌いなキャラでした。
行動が理解できないと言うかなんというか。

でも刻を通して、香奈がどんな人間なのかを理解できたし
今までの行動も理解できたし
最後の方の香奈はお前もうヒロインじゃん…って感じ。

最後の章らへんは香奈がいたからこそ楽しかったって言っても過言じゃない。

気になった点

グランドフィナーレのオチ

Ⅴ章の終わり方というかなんというかそのへん。
なんかこう…え?みたいな
それでいいのみたいな終わり方で少しモヤモヤしました。
それまでの過程がめちゃくちゃ良かっただけに開いた口が塞がりませんでした。

それと、ここの一個前の
け~~い!!!って叫ぶ直哉ね

賛否両論だと思います正直。
私は嫌いじゃないですよ、あぁいう演出。

攻略できないヒロインたち

桜子、ルリヲ、鈴菜、寧、後栗山さん
お前らどこへいった?

サブヒロインcg

この中で攻略ヒロインが藍だけってマジ!?
サクラノ響まで待ちます…

この中なら、圧倒的に寧が好き。

稟と雫の立ち位置

稟はまだしも雫の扱いがひどい。
私の処女についても気にしてくださいみたいなことしか喋っていない。
まぁ小説読みなおよってことだと思うんだけどさ。
それでも稟が好きってオタクを周りに何人か知っているため
彼らに話すと稟攻略できないなら刻はいいかなみたいな対応される。

各シナリオの感想

I. La gazza ladra

中村麗華cg

サクラノ詩の真琴√で話のあった、「カササギ」に関わる話で、真琴のバイト先の店長である
静流と、鳥谷家と因縁のある中村家の中村麗華

なんで、ここまで鳥谷と中村で因縁があるのか
麗華は、なぜ「カササギ」に拘っていたのかが見えてくるお話。

私は、詩をプレイしてすぐに刻に移りましたが
8年待った人からすると前作の復習としては良かったと思います。

作品の初速としては十分なシナリオだったと思っています。
新キャラの静流を上手いこと使い、前作の物語へ綺麗に落とし込めていたと思います。

麗華見た目だけは結構好きなんだよなあ
最後までやった結果、キャラとしては好きではあるけれど
周りに欲しい人間なのかというといやぁキツイっす。

II. Картинки с выставки

夏目cg

前作のエピローグからの続き
臨時講師だった直哉が先生になり、前作ヒロインの妹や新しいキャラクター達と
美術部を再建させるという日常的な話。

普通のエロゲで言う所の「共通√」といった感じがして良い。

現状の主人公の立ち位置がどうなっているのか、などを
プレイヤーに伝えるという点で考えると良いシナリオであったと思う。

※ネタバレあり(クリックで表示)

このみんなで、圭の絵を見ているCG大好きなんですよね。
詩だけでみれば、周りから特に評価を受けていなかった圭が
これだけ周りに絶賛されている
そんな絵を美術部みんなで見ているってのがいい。
結局天才ってのは死んでから評価されるんだよなあ

III. Der Dichter spricht

本間心鈴cg

今作からの追加ヒロインである、本間心鈴の√
あの麗華から生まれたとは思えんキャラクター。

公式人気投票1位であるのが分かるキャラクターをしている。
芯がちゃんとしっかりとしているのに天然なところもあり
胸もでかい。
胸もでかい。

√に入ってからのデレデレさは、いいぞ…

ED曲の「虚無の先で愛を見つける」もまたよくてですね。

絵こそ、その年相応とは思えない絵を描くのですが
キャラクター性は年相応の女の子って感じがして良いです。

後は、寧との絡みも好き。
あの二人はいいね…

※ネタバレあり(クリックで表示)

寧は血筋だけで見ると、絶対的に天才の血なのに
結局は、秀才止まりで心鈴は圧倒的天才という立ち位置を描いていて対照的で面白かったなあと。
寧も境遇を考えたら可哀想なキャラではあるんだけど
元は章一とお母さんの元彼が悪いからねしょうがないね。

でも最終的に心鈴と寧の関係性がいい感じになってて読んでてほっこりした。
お互い、ちゃんとした年相応の女の子なんだよなあって。

III. kibou

鳥谷真琴cg

前作ヒロインであった、真琴続投
正直、稟か雫が良かった。

ここの話は真琴が良かったというよりは、シナリオは好きだった。
仲違いしてしまった、静流と麗華の話にまたフォーカスが当たって
話が進んで良かったなあと。

レスバトラーになった麗華は想像がつくし、面白いんだよな絶対。

後、校長先生がかっこよすぎる
私もぜひ一緒にスピリタスを飲みたい。飲めないけど。

※ネタバレあり(クリックで表示)

これは本当に、ただのワガママではあるんだけれどやっぱりヒロインとして刻で描くなら
稟を見たかったのが本音です。
ここでヒロインとして描かれるのが真琴でう~~~んっていう感情がどうしてもある。
正直静流と麗華の話であれば、別に真琴√である必要性もそこまでないと言えばないと思ってて。
ただ、最後に指輪を渡すシーンはベタながらも良かった。
やっぱり好きになる女は一人だけの家計 草薙家の直哉さんだ。

なんか付き合ってなくても、なぁなぁエッチなことに流れていくのは二人の年を考えればあることで
直哉もそこをきっぱり断らない所とか
ちゃんと人間してて好きなんだけど なんかさこう違うんだよなあ~
って終始思っちゃっていました。

Ⅳ Mon panache!

夏目圭cg

このCGほんっっと好き

前作で特別掘り下げがなかった圭の過去話について。
夏目圭がどんな生き方をしていたのかにフォーカスされます。

夏目圭という男が「」についてどんな価値観を持ち
どんな思いで絵を書き
草薙直哉にどんな感情を持っていたのかが圭視点で描かれるのは
良かったです。

他人から、圭ってこう思ってたみたいでさ~って言われるのとじゃあ、やっぱり違うからね。

直哉と圭の関係性が本当にいいなと思わせてくれるのは、やっぱりこの章があったからこそかなと思います。

また、この章では草薙健一郎と本間心鈴にも掘り下げがあり
今までの章であった話を少しずつ回収していく感じが読んでて飽きなかった理由の1つだと思います。

健一郎はホントどこにでもいるなお前って感じ。
そしてどこでもいいキャラしてるなと。

サクラノ刻は、グランドフィナーレか圭の話がやっぱり一番面白いんじゃないかな。

※ネタバレあり(クリックで表示)

圭に対して見たかったのを全部見せてくれてありがとう、すかぢって感じ。
オタクってのは後から語られる過去ってのに弱いんだよ

後は、健一郎が最初は圭をバイクに乗せて
次は圭が心鈴をのせて
最後に直哉が心鈴をバイクに乗せているっていうCGの構図が本当に良い。
あのCGの構図嫌いな人おらんでしょ。

当時荒れ果てていた圭を救ってくれた藍と健一郎
当時、兄からも暴力を振られ感情をも殺していた心鈴に感情を灯してくれた夏目圭
ここの関係性がすごく好きだ。
圭が健一郎にしてもらったことを、今度は圭が心鈴にしてあげるっていいよね…
人ってこうして、誰かにしてもらったことをまた誰かにしてあげることで
繋がれていくんだよなあって。

Ⅴ D’où venons-nous? Que sommes-nous? Où allons-nous?

 

kanacg

サクラノ刻のグランドエンドへ繋がる章
別名「天下一武道会

間違えていないかって?
いえ、本当に天下一武道会

紆余曲折あって、絵描き同士での即興絵描きバトルの開始!
ここは正直賛否両論あるんだろうなと思われるシーンではある。

今までの作風と打って変わっているけれど、私は結構好きな展開だった。
なんだかんだと言って、サクラノ詩の登場人物が出てくるのはやっぱり展開としては燃える。

正直、天下一武道会が始まることより
伯奇伝説と絡めた終わり方というか結末のほうが問題ではと思う。
あそこは手放しに良かった!!と褒めることは私にはできない。

が、大きく広げた風呂敷を畳んだので
ええか…という感情にはなった。
それになんだかんだ、直哉を会場へ運ぶまでと
夏目藍というヒロインの存在は大きかったので良かったとする。

後は、この章については中村麗華と長山香奈への魅力が増す章だと言っても過言ではない。
麗華については、自分自身の「美」についての芯を持っておりそれを崩すことがなく
最後まで中村麗華として存在していた。
勿論、性格には難があるものの最後の最後まで「優しさ」を見せず中村麗華らしさを
貫き通してていいキャラをしていた。
まぁ麗華については章が進むごとにある程度許せてくるんですよね。
現実ではやっぱり知り合いたくはないけど。

香奈についてはあくまで「凡人」という立ち位置に今作はずっと立ち回っている。
「凡人」だからこそ「天才」に勝つために何ができるのか
何をしなければ勝てないのかをよく考えている。
また、香奈も「美」についての自分の中での芯を持っておりそれを崩さないスタンスが
良かった。
香奈を好きになれた点では刻をプレイしてよかったなと思う。

※ネタバレあり(クリックで表示)

正直、”奇跡“に絡められて絵を描かれたり話が進むとお口が空いたままになってしまう。
その感想は否めない。
里奈の絵がすごく性的でぇ…って話もごめんけど理解できない。
理解できないが、優美とのお話に絡めるためならまぁ…
といった感想。

後は里奈の扱いのひどさ。
序盤からすごく伏線を張っていたのに対して
あっさり香奈に負けてしまう展開。
ただの香奈の引き立て役でしかない。
香奈が勝てたことについては不満はないし、納得もしているけど
ここまですごく里奈を持ち上げいたのに…?という気持ちは拭えない。

でもその次の直哉との戦いで謎桜パワーで互角に戦い始めて
んん??ってなったけども。
それでも長山香奈がいいキャラしてて好きだったな。

天才を殺すのはいつでも我々凡人だ!

 

後は、なんやかんやトーマスを好きに慣れたのも大きい。
トーマスは正直ここまで、いい思い出はなかった。
詩の最後だけ見るとうざいキャラだったし。
でも泣きながらワイもヒーローに憧れてるんや!
って法律無視しながら直哉を会場まで連れて行くシーンは良かった。
それだけであいつを見直したよ。

最後の、直哉フルボイスについても賛否両論あるだろうけど
嫌いじゃあないよ。

Ⅵ 櫻ノ詩ト刻

sakuranoutacg

今作のエピローグですね。
サクラノ詩から続いた物語の着地点としては文句無しの終わり方だったなと思います。
最後のエンディングで、前作のオープニングが流れるのは定番ながらも、やっぱりいいですね。
あの曲こそ、サクラノ詩を象徴していてそれを終わりに持ってくることで
あぁ…サクラノ詩が終わったんだなって思いました。

エンディングの絵も良くてそれも文句無し。
心鈴と圭へとつながり
圭と直哉が対になって、幸福の王子とツバメになっているのが
この作品を称してて良いですね。

終わった後のスタート画面が王冠を持った藍なのも
良い演出だと思います。

※ネタバレあり(クリックで表示)

まず、エンディング絵が良い。
寧も放哉先生に絵を教えてもらって良かったねって気持ちと
静流と麗華がまた話してて良かったねって気持ちとたくさん。
心鈴はこっちを向かないで絵と向き合っているのもまた彼女らしさがあっていい。

放哉先生は我が家がバーニングを起こしているのでそれでいいんかって気持ちも0ではないけど
sakuranoutacg

でも、どうしても思ってしまうんですよね。
自分の子供を持って、親バカになっている圭と
圭と直哉の子供が今度は芸術で戦うところをみたいって
生きている世界線の圭を見たいってどうしても思っちゃう。

夏目藍について

夏目藍cg
藍について、私が感じたことは
草薙直哉にとっての帰るべき場所
かな
日常の象徴とも言えるが。
藍は一貫して、直哉に芸術家として再起して欲しいと思っておらず
ただ、直哉の平穏な日常を望んでいるというのが
他ヒロインと違う点かなと。
今作は、稟、雫、里奈を始めとし
みんながみんな、直哉から奉仕してもらったものを返す
ツバメたちが返ってくるという話に帰結すると思う。
その中、藍だけは最後までもう頑張らなくてもいいんじゃないかと
でも直哉を最後まで見守って、直哉の帰る場所を守り続けていた。
そういう意味では、やっぱりサクラノ刻の終わり方はあれ以外考えられないだろう。
藍以外とくっつくなら直哉一人であのまま生きていくほうが良い。

まとめ

・Ⅴ章の天下一武道会及び、オチには賛否両論
・魅力的なヒロイン候補が多いながらも攻略できず。
・発売まで8年はやっぱり長いよ。
・サクラノ詩を綺麗に終わらせることができている。
・サクラノ詩同様に、高品質なシナリオ及び音楽
・満を持して、草薙直哉の絵を見ることができる
・本間心鈴が可愛い
・胸がでかい
・声もいい
これを発売当時にプレイできなかったのが悔やまれるくらい
サクラノシリーズは個人的には楽しめました。
まぁ8年も待たされたら絶対嫌な気持ちになってたので、10周年でやって良かったとも思いますが。
攻略できなかったヒロインで言えば、寧が個人的に一番好きなので
響を待っているぞ!すかぢ!
もう30歳になったからあまり長く待たせるのはやめてくれ!すかぢ!

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